今さらですが、
目の話でものすごーく誤解されるのが、
- テレビの見過ぎでしょ
- スマホ老眼でしょ
- ゲーム時間が長いからじゃない?
- 仕事でパソコン使いすぎでしょ
- 眼鏡コンタクトの度が合ってないんでしょ
といった、
「物理的な疲れだけ」が原因だと誤解されていることです。
確かにそうですよ。
ただ、そういう「目の酷使」系だけに注目すると
別の問題が出てくるわけね。
何かというと、
「目の酷使してないのに視力下がる」という
怪奇現象が起きる、というもの。
視力低下は目の運動不足です、だから
・目を動かしましょう
というトレーニングは有名ですよね?
色んな本が出てますし。
あれ一応、効果はあります。
ありますが。。。
それでカバーできない、効果が出ない事例が多いのです。
そしてそれが原因で
「やっぱり視力回復なんて無理なんだ、やーめた」
という結論になってしまう。
実のところ、視力不調の原因はもう1つあるんだよね。
それが「うつ病」。
まず、日本人というのは
「かなりストレスの多い民族」として有名です。
毎年の自殺者数(ほぼ先進国トップクラス)等を見れば分かると思います。
ちなみに私は昔、
精神病棟の中に入ったことがある(知人が入院していた)のですが、
中はけっこう満員でした。
その病院は「ど田舎」なのに。
そもそも人口が少ないのに、
精神病院にはものすごい人が密集していました。
うなり声を上げる人、窓から飛び降りようとする人、
脱走して連れ戻される人、刃物は持ち込み禁止なのでそのへんの物を投げる人、その他・・・etc
地方の田舎なので高齢者が多かったのですが、
若者(ザ・ティーンエイジャー)もいましたね。
・・・という話はこれくらいにして。
要するに、「ストレスが溜まっている人が多い」国なのです。
もちろん個人差はありますし、
あくまで一般論なので絶対ではありません。
ただ、「割合的に多い」のは事実です。
うつ病とまでいかなくても、日ごろ
「なんかイライラ」している人が多いと思います。
あなたも心当たり、ありませんか?
その「なんかイライラ」「うつ病」が
視力低下の引き金になっているケース、めちゃくちゃ多いのです。
その代表例が「心因性視覚障害」
ざっくり言うと
「心理的な原因(ストレス)で引き起こされる視機能の異常」
「かつ、眼には器質的疾患が見られない(問題が見当たらない)」
で、分かりやすく言うと「ストレス性近視」です。
ストレスによって視力が下がる。
あれ、目が悪くなった。おかしいな・・・
ゲームもスマホも読書もしてないし、スポーツ頑張ってるし、
ちゃんと寝てるのに・・・なんでだ?
という「目の酷使がないのに視力低下」現象は
このストレス性近視の可能性が高くなります。
ほとんど自律神経の乱れやストレス、欲求不満が原因です。
人によっては受験勉強ストレスでも発症します。
対して、
近くの見過ぎで起こる「屈折性近視」は
「水晶体の厚さが薄いか厚いか」の話になるので
この2つは別物になります。
まとめると、
ストレス近視は うつ病 → 近視 ですね。
これには実は
逆もあって、近視 → うつ病 パターンもあります。
近視が強まり、どんどん物が見えなくなるストレスで
ストレスホルモンが増加し、うつ病サインが出てくることです。
イライラ度合が高いので、強度近視の人に多くなります。
・・・みたいな、暗ーい話でごめんなさい。
でもね。
ストレスで視力低下するってことは、
逆を言えば
「ストレス発散を上手くやれば回復する」ということでもあります。
回復比率は人それぞれですが、
少なくとも「目の不調が改善」する効果はあるはずです。
というかありました。
私はかつて、
「目の酷使からの近視」と「ストレス性近視」の
二刀流(笑)をしていたので、
ストレスによる視力の上がり下がりが
よーく身に染みて分かるのです。
だからあなたに言いたいのは、
目の調子が悪くなったら
・原因は酷使か、ストレスのどっちかで判断
・酷使なら通常の眼筋トレーニング
・ストレスならヒーリング、趣味、生活習慣改善など
をオススメするよ、ということかな。
もちろん個人の意見だから、やり方は自由にね。
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