日頃から思うこと。
現代のセキュリティー対策、めちゃくちゃ難しい。
知識なんて無いし、良いツール見つけてもそこで問題が起きる。
かといってLINEは危険。
サイバー攻撃、ハッキング、情報漏洩。
他人事じゃあないけど、一体どうしたらいいのやら・・・という人は、まずはSignalを使ってみよう。
Signalとは何か、どんな国が運営しているのか
シグナルって何?あ、もしかして信号機?
残念ながら違う。
Signalというのは、2014年にアメリカ合衆国のベンチャー企業(Signal Technology Foundation)が開発したメッセンジャーアプリのことで、要は「海外版Line」みたいなもの。
↓ LINEと同じことはほぼ出来る。そして料金は無料だ。
- チャット
- 音声通話、ビデオ通話
- グループビデオ通話
- 画像
- 動画
- スタンプ
ちょ、待てよ。
だったら何が違うんだ?同じじゃねーか
と思った人がいるはずだ。それを今から説明しよう。
広告がない
まずはこれ。地味~に嬉しい機能で、うっとうしい広告が無い。
理由は単純。
Signalは非営利団体で、Lineは民間企業だから。寄付や有志によって成り立つ組織のため、データを使って儲けようという発想が無いのだ。
エンドツーエンド暗号化
Signalはエンドツーエンド暗号化に対応したアプリ。
どういう仕組みかと言うと、送信したメッセージの内容がすべて暗号化され、送信先のデバイスでしか暗号化されたメッセージを復元できないというもの。
サーバーにも保存されないので、自分とメッセージを送った相手以外には、絶対に情報が盗まれないのだ。つまり、第3者はメッセージを見れない。
ちなみにSignal運営元でさえ見れない。
電子フロンティア財団(EFF)の条件オールクリア
アメリカの非営利団体、電子フロンティア財団(EFF)
この団体が定める「最もセキュアなメッセンジャーリスト」のチェック項目を、Signalはすべてクリアしている。
↑ Signal / Redphoneの部分は全てクリアだ
アメリカ合衆国上院議員が使っている
お偉いさんが国家情報もらしたら困るだろ!?
ちなみに補足すると、元CIAで内部告発者として有名なエドワード・スノーデン氏や、日本の公安警察もSignalアプリを使っている。
Signalアプリの危険性は?絶対にバレないのか?
Signalについて紹介したところで、次はデメリットについて解説しよう。
Signalは、他のメッセンジャーアプリに比べてセキュリティーが群を抜いて高く、現時点では最強レベルだ。ただし、弱点が無い訳ではない。
まず、利用するのに必要なのは電話番号と名前だが、電話番号についてはバレる。といっても本当にそれだけだ。名前については別に本名じゃなくてもいいので、まじで電話番号しかバレない。(電話番号がバレるといっても、送信している相手だけ)
あと、アプリ自体は安全でも、メッセージをスクリーンショットで取られたら中身はバレる。これはどのメッセンジャーアプリでも同じ。というか、やましい内容をやりとりしていない限り、そんな心配はほぼ無い。
要注意なのは1点だけ。
Signalはその性質上、デモ団体や犯罪組織に使われることもある。
つまり、ある日テロリストや運び屋から招待を受ける、なんて可能性があるわけだ。
そんな恐ろしいツールなのかよ? いや、違う。
そういう人とお友達にならなければ良いだけだ。
自分のよく知る知人・家族・友人以外は登録しなければ大丈夫。
それ以外は無視しよう。
ここまでSignalについて説明した。
正直、このアプリの危険性は
- 変な奴、危ない奴とつながったらヤバイ
- 日本での知名度が低すぎる
- チャット相手に電話番号がバレる
程度なので、自分が気を付けていれば問題ない。
Lineの代替策を探しているならぜひ使ってみよう。