糖尿病網膜症
ってご存じだろうか。一言でいうと「かなり危険でやべーやつ」だ。
私のイメージでは、地震・雷・火事・おやじ(糖尿病)くらいの恐ろしさで、中年になったらとにかくヤバいとだけ思っていた。なんとなく。
が、なんとなく、どころじゃないのだ。
そもそも、糖尿病というのは生活環境とかの問題で急速に増えた病気のことで、放置すると網膜症・腎症・神経障害を引き起こす上に、末期になると失明するリスクもある。
厚生労働省によれば、「ひとたび発症すると治癒することはない」らしい。
この言葉、めちゃくちゃ恐ろしくないだろうか。
一度発症したら治らないよ★ ってことだ。
しかも治らない上に、予備軍も含めると2000万人もの患者がいる。つまり日本人の6人に1人は糖尿病。ジジババ・肥満っぽい中高年から始まり、ぐーたら家でネットにいそしむ若者を加え、ガンガン糖尿病人口が増えている。
話を戻そう。
で、今日のテーマ「糖尿病網膜症」だが、これは糖尿病患者の3分の1が発症する。
そして中途失明の原因2位。
発症までのタイムラグはだいたい数年~10年くらいで、この期間に血糖値のコントロールが上手くいけば発症しない。
我こそはペットボトル症候群(コーラ・ジュース・缶コーヒーとか頻繁に飲む人)という人は減らしていこう。いや、減らすじゃ生ぬるいな。
メカニズムとしては、
血糖値・血圧上がる → 糖尿病 → 網膜はがれる・出血・血管もろくなる
という感じだ。
確認するには以下を見てみよう。
糖尿病の初期症状:チェックリスト
- のどがよく渇く
- 頻尿・トイレに何度も行く
- 急に体重が減る
- 疲れやすい
糖尿病網膜症:ステージ別
- 初期 → 自覚なし。が、目の中の血管が少し出血している。
- 中期 → 視界がかすむ。
- 末期 → 視力低下・飛蚊症。目の中で大きく出血。
- 超末期 → 失明・網膜剥離・緑内障
ちなみに、自分は健康だからどうでもいい、とか思わずに若い人も眼科に行ってほしい。発見が早ければ対策がとれるし、最悪手術すれば失明は避けたりできる。好きな映画が見られない、とか嫌でしょう?
頭の片隅にでも入れておいてね。