食卓の救世主、卵。TA MA GO !!
あなたは卵、食べてますか?
私はしょっちゅう食べてます。
もうね、毎日といって良いほど卵ですよ。
朝:卵かけご飯、昼:目玉焼き、夜:ゆで卵
とかやってた時期がありますから!いや~、懐かしい。
最近ちょっと値上げしたけど関係ないです。
無いと困るものナンバーワンは「卵」といっても過言じゃない!
金積んででも買う!ってくらいの神食材。
・・・で、その卵ですが、どうやら
という人がいるようです。
実はこれ、現代ではむしろ逆なんです。卵にはコレステロール改善作用があるってことが分かっていて、上の考えは時代遅れなんですね。
いや~、常識(時代)って変わるもんだなぁ。しみじみ。
という訳で、今回は卵の作用、そして一日何個までなら卵を食べていいのかを紹介します。
【事実】一日3個卵を食べるとコレステロール値が改善する
場所はアメリカ、コネチカット大学。
この大学の研究の中に、卵と健康の関係を調べたデータがあります。 内容は以下の通り。
- 若くて健康な18~30歳の男女40人が対象
- 実験期間は14週間
- 最初の2週間は、卵をまったく食べずに生活する
- 次の4週間は、卵を1日1個食べる
- さらに次の4週間は、卵を1日2個食べる
- 最後の4週間、卵を1日3個食べる
- この実験では、運動などは特に指示せず、卵以外については普段の食事を続けてもらう。
この結果、どうなったか。
なんと、卵を1日3個食べる参加者は、コレステロールの粒子サイズが上がり、総合的なコレステロール機能が改善したことが判明!したのです。
細かいことを言うと、大きいサイズのHDLコレステロール(善玉コレステロール)が6~12%ほど増えて、大きいサイズのLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が20~37%ほど増加。
え?悪玉コレステロール増えてない?
そう。上記の一文、よく見ると悪玉コレステロールのほうが多い。
駄目じゃん。
あ~あ、せっかく善玉が増えたのに、悪玉も増えるって。
そんなのありかよ~!
と感じた人がいるはずだ。安心してほしい。
さっきの一文をよーく見てみよう。
「大きいサイズの」善玉 / 悪玉コレステロール
が増えた、と書いてある。
実は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は小さいほうが有害。
なぜかというと、LDLコレステロールは小さい方が血管の壁にくっつきやすく、大きい方が付きにくいから。つまり大きい方が血管が詰まらない。
しかも、だ。
HDLコレステロール(善玉の方)は大きいサイズが増えることで、動脈硬化のリスクとなる、血管の壁にこびりついたプラークを取り除く能力がレベルアップ。さらにさらに、血中のルテイン・ゼアスタキサンチンといった「抗酸化物質」も20~30%増えるという快挙。
つまり、ざっくり言うと、
という訳。
まじか!?よっしゃー、卵ガンガン食いまくるぞ~!
そんな人は、1日3個までなら食べて良い。
いくら体に良いとはいえ、食べすぎると害が出る。これも事実だ。
卵は1日あたり2個まで(糖尿病の方)
場所はオーストラリア、シドニー大学。さっきと同じ実験話だ。
何を調べたか?それは、糖尿病と卵の関係性。
糖尿病と診断された男女140人を集め、2つのグループに分け、1年間の実験を行った。参加者のBMIは25以上で、いわゆる「ちょっとふくよかな方々」が参加している。
2つのグループは以下の通り。
- 朝食に1日2個の卵を食べるグループ
- 1週間に卵は2個まで、と制限されたグループ
卵の食べ方はゆで卵かポーチドエッグがメインで、ふだんの食事は地中海式ダイエットを心がけるよう指示。
1年後。
参加者のコレステロールや体内の炎症を調べたところ変化なし。
具体的には、悪玉・善玉コレステロールは両グループで違いはなく、体内の炎症・糖の代謝・体型変化にも違いは無かった。
要するに、この実験の結論は
-
- 地中海式ダイエット
- 卵の個数はMAX2個