田舎道をゆっくり歩くーーー
風の音や鳥のさえずりを聞きながら、のんびりと自然の中を散歩する。
それは心と体を癒す最高の時間です。
騒がしい都会ではなかなか味わえない解放感があり、深呼吸するだけでリフレッシュできる気がします。
ただ、田舎で歩くとふと気になるのが「視線」。
すれ違う車のドライバー、家の窓から見つめる人影、遠くからでもじーっとこっちを見ている誰か。
私以外にも同じ経験がある人はいるでしょう。
「誰かに見られている気がする・・・というかガン見されてる・・・」
そう感じると、本来癒されるはずの散歩の時間がストレスになってしまいます。
ではなぜ、田舎で散歩すると注目を集めるのか。
その理由はざっとこんな感じです。(他にもあるかもだけど)
田舎は基本、人口が少ないため、住民同士が知り合いであることが多くなります。
よって「見かけない人」は自然と目立ちます。
都会では通りすがりの人をいちいち覚えてなんかいられませんが、田舎ではそれができます。
つまり、「知らない人=目立つ人」なわけです。
ちなみに、知らない人じゃなくても筆者みたいに「人と話すのが苦手」なタイプは場合によっては怪しまれます。
なんて生きにくい世の中だ。
田舎は人が少ないです。プラス、歩いている人の数が少ないです。
人の姿が少ない分、たった一人の歩行者でも遠くからよく見えるし、注目されやすい状況が生まれます。
道の先に誰かが歩いているだけで「あれ誰だろう?」と目がいくのは静かな地域ならではの現象。
逆にいえば、田舎の人にとって「歩いている人」はレアキャラ。
都会では、トレーニングウェアでも、全身虹色のド派手なファッションでも誰も気にしません。人口が多い分、変な奴も多いので、そういう人には慣れています。
が。
田舎では違います。
周りがジャージや農作業服を着ている人ばかりの中、ランニングウェアに身を包んだ人が歩いていれば、もう確実に目立ちます。
それと、地域によってはオシャレすぎる人も目立ちます。
悪気はなく「あの人珍しい格好してるなぁ」くらいの素朴な関心ですが、気になる人は気になるはずです。
人だらけの都会と違い、歩くだけで他人の視線を集めがちな田舎。
とはいえ、健康のためにも、趣味としても、ウォーキングをやめる選択肢なんてありません。
というわけで、自分なりのコツを編み出しましょう。
私が編み出したコツは6つあります。
まず、一番オーソドックスな方法は「顔を隠す」こと。
サングラスや日焼け止めフェイスカバーなどで顔をおおい、誰か分からないようにしましょう!
顔さえ隠れてれば自分だとバレません。(たぶん)
が、やりすぎると怪しいので、最終手段だと思ってください。
次に、服装を変えるのも一つの手です。
店に行き、いかにも「私運動してるんです!」オーラを醸し出すためのコーディネート一式をそろえてください。
別に通販で買ってもいいです。
どんな服がいいか?
そうですね~、たとえばランナーがよく着ている
・インナー
・シャツ
・パンツ(ショートパンツやハーフパンツなど)
・タイツ
・ソックス
・ランニングシューズ(ここは普通の靴でもいいかも)
とかが良いんじゃないでしょうか。
スポーツウェアを着て、そのへんを走ってるランナーに紛れましょう。
面倒ですが、極力人に会いたくないなら人里から離れてください。
免許さえあれば良いです。
車でどこかの林道や山の中まで運転して、そこから歩いてください。
ただし人と会わない代わりに野生動物がいたりします。
そこは注意。
遠くに行くのもしんどいな、って人は時間帯をずらしましょう。
早寝早起きする時です。
朝早く、もしくは夜に歩けば基本だれにも会いません。まあ車は通るけども。
ただし、反射たすきやライトがないと車にひかれる恐れがあるので、むしろ目立たないと危険です。
正直言って、「気にしない」のが一番効きます。
道路には自転車も走ってるし、じじばばも散歩してるし、人が少ないからって「ただ歩いてる」のをどうこう言われる筋合いはありません。
もし通行人に「何してるのか」と言われたら答えましょう。
「健康のために歩いてます」
「散歩が趣味なんです」
「毎日の日課なんで!」
これで次から聞かれることは無いはずです。
多少の手間がかかってもいい人は、ぜひとも犬を飼いましょう。
犬の散歩は最強です。
まじです。
犬を連れて歩くだけで、誰にもツッコまれない状況が完成します。
話しかけられたとしても大体はペットの話題。
「その犬かわいいね~」くらいです。
動物を飼うと自分自身も癒されます。
猫にリード付けてもいいですが、やっぱり犬が無難でしょう。
田舎で散歩すると、思った以上に目立ちます。
ですが気にすることはありません。
堂々と歩きましょう!
本来、散歩は自分のための時間。
誰にどう思われるかなんて気にせずに、「今日の風は気持ちいいな」「おっ、花が咲いてる!」みたいな感じで、目に映る景色を楽しめばいいんです。
どうしても他人の視線が気になる人は、6つのコツを試してみてください。