「え?サンシェードに裏表とかあるの?」
夏の暑い日、駐車場の車内に戻るとムワッとした熱気・・・
慌ててサンシェードを付けたものの、「これって銀色が外?黒が外?」と迷ったことはないですか?
実はこれ、正しい向きを知らないと
・車内温度が下がらない
・ダッシュボードの劣化が早まる
というデメリットが存在します。
さらに意外なことに、サンシェードは季節によって「正解の向き」が変わるんです。
なので今回は、
①サンシェードの裏表はどっちが正解か
②サンシェードの効果を最大限に引き出すには
③車内を効率よく冷やすコツ
について解説します。
これでもう、サンシェードの向きで迷うことはありません。
「そんなんどうでもいいだろ」と思わずに、ぜひ覚えていってください。
サンシェードの表裏で悩む人がけっこう多い
「サンシェードの裏表ってどっちがどっち?」
これ、意外と多くの人が迷うポイントです。
結論としては、基本は「銀色の面を外側」に向けるのが正解といえます。
つまり黒い面は内側。
その理由は「銀色」です。
銀色には「太陽光や熱を反射する」性質があります。
銀色の面を外に向けることで、直射日光や外部の熱を大幅にカットし、車内の温度が上がらないよう抑えます。
保冷バッグの中って銀色でしょう?
その理由も、中からの熱を反射して冷たい温度を保つからです。
逆に黒色は光や熱を吸収します。
黒い面を外側にしてしまうと、サンシェード自体が熱を吸収して灼熱地獄を味わうことになるので注意しましょう。
サンシェードの効果とその仕組み
といっても、サンシェードは「とりあえず付けておけばOK」な万能アイテムではありません。
効果を発揮させたいなら、正しく使う必要があります。
サンシェードの役割は、まず車内の温度上昇を抑えることです。
真夏の車内温度はすさまじく、ダッシュボードにいたっては70度以上の超高温。
ハンドルなんて熱すぎて触れません。
そうならないよう、サンシェードの銀色面で太陽光を反射して、車内がサウナ状態になるのを防ぐことは今の時代「必須」です。
もう1つの役割は、UVカット効果です。
強力な紫外線はダッシュボードや本革シートの劣化を招きます。
サンシェードで紫外線を遮ることで、色あせやひび割れなど、内装の劣化を防ぐ効果が期待できます。
一見シンプルに見えますが、こうした効果があるからこそ、サンシェードは「付ける・付けない」で快適さが変わるのです。
季節別:サンシェードの正しい使い方はこれだ
効果が大まかに分かったところで、本題に移りましょう。
サンシェードは季節によって正しい向きが変わります。
☀ 夏は「銀色を外側」にして車内温度上昇を防ぐ
夏の炎天下では、車内の温度が50~60℃にも達することがあります。
このときの正解は、「銀色を外側」に向けること。
理由はさっきも言ったとおり、銀色には「太陽光や熱を反射する」性質があるからです。
❄️ 冬は「黒色を外側」にして保温効果を狙う
実は冬でもサンシェードは活躍します。
ただしこのとき、「黒色を外側」にするのが正解です。
黒は熱を吸収するため、弱い冬の日差しでも車内の温度を高めてくれます。
🌸🍂 春・秋は基本的に夏と同じ使い方でOK
春や秋は日差しがわりと柔らかく、気温もそこまで極端ではありません。
(まあ今後もそうなのかは分かりませんが)
これらの時期は夏と同じく「銀色を外側」にして使うのが良いでしょう。
紫外線が特に強いのは4月~9月であり、春と秋も含まれます。
なのでサンシェードによるUVカットで日焼け防止や内装の劣化を防ぐことが最重要。
ただし、肌寒い日が続いているなら冬と同じで「黒色を外側」に向けて保温するのもオススメです。
気温に合わせてその都度使い分けてください。
車内を冷やす方法は他にもある
確かにサンシェードは強力な暑さ対策グッズです。
が、これだけで十分とはいえません。
サンシェードと併用できるちょっとした工夫で、車内温度をさらに下げることができます。
今から3つ紹介します。
窓を開ける換気テク
駐車する際、車内の空気はこもりがち。
そんなときは窓を数センチ開けときましょう。
雨や他人の侵入を防ぐために、窓の開けすぎには要注意。
エアコン効率を高める裏技
エアコンを使う際は、最初に外気導入モードで換気をおこない、車内の熱気を逃がしてから内気循環モードに切り替えるのが鉄則です。
冷却効果を最大限にするために、エアコンフィルターの定期的な掃除・交換を忘れないようにしてください。忘れそうなら紙にでもメモしてください。
即効性:冷却スプレー
すぐに車内を冷やしたいなら、冷却スプレーを使います。
使い方はスプレーするだけ。
車内のシートやダッシュボードに直接吹き付けられるため、エアコンが効き始めるまでの涼しさ確保に重宝します。
冷却スプレーは可燃性ガスが使われているものが多くあります。
したがって、大切なのは引火しないよう換気に気を付け、取り扱い説明書を必ず読んでおくことです。
快適なカーライフを送ろう
サンシェードはただ「つければOK」なアイテムではありません。
銀と黒、それぞれの面が持っている効果を理解して、季節に応じて裏表を使い分けることでその真価を発揮します。
・夏は銀色を外側にして、強い日差しを反射
・冬は黒色を外側にして、効率よく保温
・春と秋は基本的に夏と同じ
この3つを覚えるだけで温度管理がかなり楽です。
思い立ったが吉日。
さっそく今日から実践して、夏の灼熱地獄や冬の極寒車内とはおさらばしましょう。