
目が疲れず、スキマ時間で勉強できるということで、最近ブームになっているオーディオブック。
検索したり、お問い合わせしたりすると、こんなことが書いてあります。
でも実際に使ってみると、あれ?なんか思ってたのと違う・・・ってなりませんか。
これは別に、使い方が下手なんじゃありません。
単純に、「いろんな端末で使えるよ」って言葉がちょっと雑すぎるだけです。
そこで、この記事では
・何ができて
・何ができないのか
・どんな使い方だと詰むのか
これらを分かりやすく解説していきます。
オーディオブックは複数端末で使える【ただし条件がつく】
結論から言いましょう。
オーディオブックは、複数端末で使えます。
スマホ、タブレット、場合によってはパソコンでも再生可能です。
ただしここで大事なのが、「複数端末 = 自由に使える」わけじゃない、という点。
多くのサービスでは、
● 同時再生に制限がある
● 再生位置の同期が不完全な場合がある
● 使い方しだいで不便さが増す
といった(めんどくさい)クセがあります。
このクセを知らずに使うと、余計にストレスが増える逆転現象が起こります。
そこでまず押さえたいのが、次の「よくある誤解」です。
知っておくべき「よくある誤解3つ」
オーディオブックの複数端末利用でつまずく人は、だいたい同じ勘違いをしています。
大まかに分けると3個。
ここを先に知っておけば、失敗せずに済むでしょう。
誤解① 複数端末 = 同時に聴ける
これが一番多いパターンです。
「スマホで自分が聴いて、家族がタブレットで同時に聴く」
みたいな使い方を想像している人がめっちゃ多い。
そりゃそうですよ。
「複数端末」という漢字を見れば、そう思っても無理はない。
でも実際は、
● 同時再生が制限されている
● そもそも想定されていない
サービスがほとんど。
無理やり使おうとすると、どちらか片方が止まったり、再生履歴がぐちゃぐちゃになったりします。力技はおすすめしません。
誤解② 再生位置はオートで完璧に同期される
「別の端末で開いたら、続きをそのまま再生」
これ、理想の形ですよね。
ただ現実は、
● 同期されることもある
● されないこともある
● 微妙にズレることすらある
という、なんともグレーな挙動です。
誤解③ 家族で普通に共有できる
アカウントが1つあれば、家族それぞれが自分のペースで聴ける。
そう思いたくなる気持ちは分かります。
「料金を払ってるんだから、共有しても良いんじゃね?」みたいな。
残念ながら、オーディオブックの多くは「個人で使うこと」を前提に設計されています。
そのため、家族で同じアカウントを共有すると、再生履歴や再生位置が一本化されるのです。
これがなにげに困ります。
聴いていない箇所が「すでに聴いた扱い」になっていたり、履歴を家族に見られたり(プライバシー的な問題)。
一見ささいな問題でも、これが何度も起きると地味にストレスが溜まってきます。
「誰がどこまで聴いたのか分からない」状態になりやすい点は覚えておきましょう。
【シーン別】あなたの使い方は大丈夫?OK/注意/NG判定

ここまで読めば、
「複数端末 = 何でも自由に使えるわけじゃない」
ということは、なんとなく理解できたと思います。
では、次は一番大事なところ。
あなたの使い方が実際どうなのかを見ていきましょう。
ケース① スマホ+タブレットで使い分けたい人
これはかなり多いパターンです。
答えから言うと、基本的にはオーケー。
たとえば、
● 外出中はスマホ
● 家はタブレットでゆっくり
こういう使い分けなら、大きな問題は起きにくいです。
ただし注意点があって、
● 再生中のまま、別端末で開く
● オフライン再生が片方だけ有効
このあたりが重なると、「再生位置がズレる」「前に戻される」なんてことが起きがち。
ちなみに対策はシンプルです。
使い終わった端末では一時停止すること。端末ごとに、使うシーンを固定すること。
これだけで、ストレスはかなり減ります。
ケース② スマホ2台持ち
ケース①と似ているように見えて、実は落とし穴でもあります。
端末が同じ「スマホ」同士だと、無意識に同時利用しがちなんですよね。
まあ、スマホを2台持ってる人が何人いるかは知りませんが・・・。
通勤中に1台目のスマホでちょっと聴いて、
帰宅後に2台目のスマホで続きを再生する。
一見スムーズに見えますが、ここで同期が間に合っていないと、古い再生位置で上書きされることがあります。
そのため、どうしてもスマホ2台で使うなら、
● 片方を完全に「聴く専用」にする
● 同時にアプリを開かない
この2点を徹底してください。
ケース③ 家族とアカウントを共有したい
一番注意すべきなのはこれです。
「家族とのアカウント共有」
このパターンは、かなりの確率で問題が起こります。
理由はいたってシンプルで、
● 再生位置が混ざる
● 履歴が上書きされる
● 誰がどこまで聴いたかわからない
これに加えて、「端末の個数制限に引っかかる」という最大の地雷があります。
例えば、オーディブルでは、1アカウントで9台の端末まで利用できます。
細かくいうと、iOS端末3台、Android端末3台、パソコン3台までならOKです。
そのため、4人~5人家族で全員がiPhoneだったり、全員がAndroidだったりする場合、3台までしか共有できません。つまり誰かが余ります。
また、有名どころの audiobook.jpでは、少し複雑な条件になります。
audiobook.jpアプリでは、一部の条件において複数端末の同時ログインができないことがございます。
以下の組み合わせでご利用される場合は同時ログインが可能です
iPhoneとiPad
Androidスマートフォンとタブレット
iPhoneとAndroidスマートフォン
iPhoneとタブレット
AndroidスマートフォンとiPad上記のように、OSが同じでも使用端末が違う場合、またはOS自体が異なる場合は同時にご利用いただけます。
※最大4台(iPad、iPad、Androidスマートフォン、タブレット各1台ずつ)まで同時ログイン可能です
したがって、iPhoneとiPhone、タブレットとタブレットのように、OSと使用端末が同じ場合は同時ログインができません。
家族と共有したいなら、
「自分(と家族)はどの端末、どのサービスで使うのか?」
を把握してから利用しましょう。
端末が増えるほど不便になる人の共通点
ここまで読んで、
「え、これ自分に当てはまってるかも」
と思った人もいるはずです。
実は、不便を感じやすい人には共通点があります。
それは、以下の「自由度重視タイプ」です。
● いつでもどこでも続きを聴きたい
● 同時にいくつかの端末を触りがち
● 家族や他人と一緒に共有したい
オーディオブックは、そこまで自由な設計ではありません。
1人、1アカウント、1再生。
これを前提に作られているサービスがほとんどです。
だから「端末を増やす」「使う人を増やす」「使うシーンを増やす」などを一気にやろうとすると、逆に不便になります。
ポイントは1つだけ。
複数端末で使えるから便利、じゃない。
制御できる範囲で使うから便利ってことです。
現実的な使い分けルール(トラブル防止)
なんか気にすることが多いなぁ、と感じた人。
安心してください。
オーディオブックの複数端末利用は、ちょっとしたルールを決めるだけで快適になります。
ポイントは「一度に同じことをしようとしない」ことです。
・ メインで聴く端末は1台に固定する
・ サブ端末は「続きから聴かない用」と割り切る
・ 同時再生は最初から期待しない
・ 家族利用は「時間帯を分ける」と効果あり
要は、人間がオーディオブックに合わせる。これが最も確実です。
複数端末は便利だけど、万能じゃない
オーディオブックは、たしかに複数の端末で使えます。
オーディブルにしろ、audiobook.jpにしろ、「この端末は〇台までね!」という条件さえ分かっていれば問題はありません。
とはいえ、同時再生やパーフェクトな同期を期待すると、ほぼ確実に「なんか思ってたのと違う」となります。
大事なのは、機能よりも使い方です。
端末をむやみやたらと増やす前に、
どこで
誰が
どんな環境で使うのか
をいったん整理しておきましょう。
それができれば、立派な耳読マスターです。