こんにちは、更新が久しぶりの所長です。
今朝、いつものように納豆を食べていたら、
その容器裏側の成分表示になんとも意味不明な文字を見つけてしまいました。
大豆(分別生産流通管理済み)
なんだ・・・
アホな筆者では絶対に1回では読めないこの・・・
分別生産流通管理済み
って・・・何これ・・・
しかも納豆だけじゃなく、色んな商品に書いてあるぞ?!
なんじゃこれ?!
という訳で、今日は納豆、ドレッシング、サラダ油・・・まあとにかく色んな商品に記載される【分別生産流通管理済み】について説明していきます。
◆遺伝子組み換え原材料
遺伝子組み換えってどういう意味か知ってますか。
単語自体は聞いたことがあっても、詳しくは知らないでしょう?
遺伝子組み換えとは、
有用な性質を持つ遺伝子を他の生物から取り出し、その遺伝子(性質)を持たない植物などに組み込む
というものです。
は?
ってなりますよね。今の定義じゃ分からないでしょ。
簡単にいえば能力のコピーです。
大豆にない能力(性質)を別の生物からひっぱってきて
それを大豆に組み込み、本来の大豆とはまったく違う大豆をつくる
っていうね。
それに何か意味あんの?・・・という事ですけど、
消費者にはメリットは無い
んですよこれが。
食べる側には意味がない。
遺伝子組み換えっていうのは生産者にメリットがある方法。
例えば、遺伝子組み換えされた大豆は農薬に強いという性質があり、
農薬に強い大豆なら農薬をジャンジャンまき散らしても大豆がダメになることがない。
農薬をジャンジャンぶっかければ手間がかなり省ける。
その結果、効率よく「大量の」大豆が作れるようになり、生産者にガッポガッポ大豆マネーが入ってくるというわけ。
要は生産者の都合(手抜き)です。
◆遺伝子組み換えに使われるアレ
さっきも言ったように、遺伝子組み換えというのは「生物などからの」能力のコピーなのですが・・・
その生物って・・・何?
お察しの通り、可愛くって無害な生物なわけがありません。
遺伝子組み換えに使用される代表的な生物はサソリです。
もちろん全部がサソリではありませんが、猛毒をもつサソリの遺伝子を組み込むことで進化したスーパーサイヤ大豆ができるという訳です。
見えた・・・
見えたぞ・・・
奴(大豆)の戦闘力は53万!
フハハハハハ!
どうりで農薬に強いわけだ!
・・・いやちょっと待てちょっと待て。
サソリってこれですよ。
まあね、確かにサソリ仕様の大豆とか野菜を一口食べたからって
『うっ!!てめぇ・・・盛りやがったな・・・』
ってすぐに死ぬわけじゃない。
けど塵も積もれば山となる。だって毎日食べるでしょ?
★分別生産流通管理済み=遺伝子組み換え5%含有
話をもとに戻します。
で、上の表示についてなんですが、
2023年4月1日から遺伝子組み換え不使用表示が厳格化されます。
その結果、出てくる5種類の表記が以下です。
・遺伝子組み換えでない
・非遺伝子組み換え
・遺伝子組み換え不分別
・遺伝子組み換え
・分別生産流通管理済み
遺伝子組み換えでない と、非遺伝子組み換えは、遺伝子組み換え0%。
遺伝子組み換え不分別は、どのくらいの割合で入ってるかは知らんということ。
遺伝子組み換えは、5~100%遺伝子組み換えということ。
最後に、分別生産流通管理済みは、遺伝子組み換えが5%以下ということ。
・・・ま、まぎらわしい!
っていう、この「分かりにくさ」がポイントです。
滅茶苦茶ややこしい書き方してます。
最初の4つは漢字を見ればだいたい意味が分かるのですが、最後だけ
分別生産流通管理済み
という、「何を何したんだ?!」と言いたくなる表記になっています。
食品版ひっかけ問題です。
仮に、1つの食品に5%以下しか遺伝子組み換え(のなにか)が入ってないとしても、それが毎日重なれば・・・長期間続けば・・・
やばいよね!
気になる人は、キッチンに行って豆腐、納豆、ドレッシング、なんでもいいので裏側の成分表示をじーーーっと見てみてください。
しれっと書いてあるはずです。
分別生産流通管理済み
ってね。